雲台山景勝地は河南省修武県内に位置し、一回目の世界地質公園で、河南省唯一の国家重点景勝地、国家AAAAAクラス景勝地、国家地質公園、国家森林公園、国家水利景勝地、国家獼猴自然保護区、国家一回目自然遺産という七つの国家クラスを持った景勝地であります。景勝地は面積が190平方キロで、泉滝峡、潭滝峡、紅石峡、子房湖、万善寺、百家岩、獼猴谷、茱萸峰、畳彩洞、青竜峡という十大観光スポットがあります。
雲台山全体に被覆された天然二次林、深くて静かな峡谷と谷川、様々な姿を示した飛び滝と流れ泉、絵のような奇峰と怪石、これらはユニークで完璧な雲台山自然景色を成しています。雲台山の山は奇跡だと称でき、景勝地区内に奇峰と美しい峠が絶えることなく続き、主峰の茱萸峰が海抜1308メートルであります。1千段階の雲梯桟道に沿って茱萸峰絶頂に登り、北にある太行山脈の遠い所へ眺めると、巍巍たる山々は重なり合ってそばだっています。南にある懐川平原へ眺めると、千里と続く平野、よく整えられた碁盤のような畑、帯のように流れた黄河が見え、気分が広々として爽やかになり、「会ず当に絶頂を凌ぎ、一覧して衆山を小とすべし」という気持ちがいっぱいであります。雲台山の水は絶妙だと言え、「三歩に泉一つ、五歩に滝一つ、十歩に淵一つ」と称されます。落差314メートルに達した雲台天滝は中国落差最大の滝で、そそり立った玉柱のようで、とても壮観であります。天門滝、白竜潭、黄竜滝、丫字瀑は全部強い勢いで流れ落ち、独特な雲台山の滝景色を成しています。多孔泉、真珠泉、王烈泉と明月泉は清くて甘く、遊びほうけて帰るのを忘れさせます。青竜峡は「中原第一峡谷」と言われ、気候がユニークで、水源が豊かで、植生が自然に保たれ、エコロジ観光に相応しい所であります。
雲台山は文化で観光客を招き、唐代詩人王維はここで「佳節に逢う毎にますます親しきを思う」と言う千古絶唱を書き、白居易も「天冷たく日輝かなく、太行の峰は蒼茫たる。嘗てこの中の険しさを聞かせ、今我はまさに独りで往く」という詩句を残しました。また、山中に数多くの文人の残った碑刻と文物があります。これらは雲台山に豊かな文化内包を与えてきました。
雲台山は歴史で名高く、漢献帝がここで避暑台と陵墓を建て、魏晋時代の「竹林七賢」がここに隠居し、唐代薬王孙思邈がここで薬草採りと丹薬作りをしました。多くの名人は雲台山に来たことがあり、雲台山に多くの歴史物語を残しました。